“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 2009年4月、デュエルンは愛車 “轟カル号” と共に再びウクライナのキエフへ。  ジオポタ・キエフ支部再始動!   Part1は、http://geopottering.com/etc/kiev/

2009年12月14日月曜日

別荘ライフ

今週は予報どおり寒くなりました。
きょうの最高気温はマイナス8度でした。
最低気温はわからない
来週の後半はマイナス18度になると地元の天気予報には出ていました。

土曜日は予定どおりユーリヤさんの別荘に行き、一泊してきょう帰ってきました。

私のアパートのある地下鉄路線の終点の駅”セレッツ”に迎えにきてもらい、いったんユーリヤさんのアパートに行き、荷物を積んで出発。

12歳になる娘さんは風邪を引いて熱があるとかで、家に残る事になり、
隣に住む義母に面倒を見てもらうことになりました。
後に電話のやり取りで新型インフルに感染したことが分かり、あまり落ち着かない雰囲気になってしまい、残念!
翌朝には熱も引いたとかで一安心、予定を早めて午後2時に帰宅の途につきました。

ユーリヤさんの別荘はキエフの北西約50キロのところにあり、周りを森に囲まれた一団の別荘村にあります。

キエフの郊外や周辺にはおびただしい数の別荘があります。
キエフには別荘を持てる富裕層がたくさんいると言う訳ではなく、歴史的背景があります。

ソ連時代、都市の食料事情が大変悪化していた時期があり、都市の住民に自給自足をさせる目的で田舎に土地を与え、農作物の栽培をさせました。
一区画は約600平方メートルです。敷地内には極めて小さい建物しか建てることが許されず、トイレや浴室も認められなかったようです。
ウクライナ独立後そこを別荘として利用している訳です。
もちろん建物は建て替えています。昔の小屋はそのまま残して、納戸などに使っているお宅もありました。

ユーリヤさんの別荘はご主人の両親が建てた物で、この一画は全て教員関係者ばかりだそうです。
ユーリヤさん一家は毎週末必ず別荘で過ごしていて、夏休み、正月、クリスマスも別荘で過ごすのだそうです。

間取りは2LDK、2階には屋根裏部屋がありますが、まだ未完成。
インフラは上下水道と電気、電話、ガスです。
暖房は薪のペチカとガスと電気を使っていました。
部屋の暖房は不在のときも設定温度を下げて付けっ放しだそうです。

ご主人が日曜大工で作ったサウナが自慢で、昔の小屋を増改築したものです。
ずいぶん久しぶりにサウナに入りました。
サウナとペチカの薪は樫の木で近くの森から倒木などを運んで使います。
飲料水はやはり近くの泉で汲んできます。

今度は自転車に乗れる季節に誘ってもらうことにしました。
近くには森以外にきれいな湖があるそうです。

写真はジオポタML初登場のユーリヤさんとご主人のタラスさん、生後4ヵ月のステファンちゃん
それと巨大な愛犬(名前は失念)これまでこんなに私になついた犬はいない。

後日談:貧乏な人は極めて安い金額で別荘を手放していて、現在所有しているひとはやはり経済的に余裕のあるひとのようです。)

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