“風の旅人” として多くの伝説を作ってきたデュエルン・レーフェンス。 2009年4月、デュエルンは愛車 “轟カル号” と共に再びウクライナのキエフへ。  ジオポタ・キエフ支部再始動!   Part1は、http://geopottering.com/etc/kiev/

2010年3月30日火曜日

訂正

夏時間の記述に誤りがありました。
28日、日曜日の夜12時をもって切り替わるとしたのは間違いで、正しくは28日、日曜日の未明に切り替わるのでした。未明を深夜と聞き違えていたようです。

思い込みとは恐ろしいもので、今回いやと言うほど思い知らされました。
日曜日の午後1時に友達と待ち合わせをしていて、メトロで出かけたら何処の駅の電光時計も1時間進んでいて、駅の時計は早めに時間を切り替えたのかなと勝手に解釈し、いつも2、30分は遅れてやってくる友も何故かきょうは早々に着いて電話が掛かってくる。待ち合わせ時間の1時を12時と勘違いしたなと勝手に解釈し、すしをつまみにビールを飲みながらアイスホッケーのベラルーシ対オーストラリア戦を観戦していたら、アイスアリーナの電光掲示板の時計も1時間進んでいる。
夕方アパートに帰りパソコンを付けたらパソコンの時計も変っている。
ここまでくればたいてい気が付きそうなもの、
結局、きょう出勤して皆の話を聞くまで自分の間違いに気が付きませんでした。
すっかりもうろくしましたね!

中には月曜日の早朝にはじめて時間が変った事に気が付いた人や、全く知らずにきっちり1時間遅く堂々と出勤して来たローカルスタッフもいましたから。

2010年3月28日日曜日

Spring has come!

先週の金曜日から急激に気温が上がり、東京の真冬並みのポカポカ気候になりました。

ドニプロ川の氷も消え、道の雪も無くなり、森の中に残るのみです。
気分はすっかり春です。
昼も長くなり、太陽の光も元気になってきました。
あす日曜日の夜12時からヨーロッパ一斉に夏時間に変り1時間早くなります。
したがって月曜日は1時間短く1日23時間、因みに日本との時差は-6時間になります。

きょうの写真は私のアパートの避難階段、23階からの眺めです。
左前方の青い建物はいつも買い物に行くショッピングセンターです。その左がドニプロ川、川を渡った左側がキエフ旧市街です。私の部屋はこの階段の反対側、真南に面していてとても日当たりが良いです。

2010年3月22日月曜日

ペチェルスカ大修道院

先週の金曜日からバカ陽気になり、20度も一気に気温が上がり、すっかり春のようです。
しかしこの陽気は長続きせず、週半ばからまた寒くなるようですが、以前ほどではないようです。

陽気に誘われて、先週のソフィア寺院に続いて今週はペチェルスカ大修道院へ行ってきました。
2006年の1月に行って以来二度目です。

広大な敷地におびただしい数の施設が建ち並び、修道院以外は開放されていて見学できます。

ジェノサイドの展示館:
遠くに修道院を望む写真の右側にあるロウソクの形をしたモニュメントはその地下がジェノサイドの展示館になっています。
2006年の夏にこのへんをサイダー・サリーナと一緒に自転車で走った頃は無かったので、その後作られたものでしょう。

この歴史はウクライナに来るまで全く知識が無かったのですが、1932年から33年にかけてウクライナの農民がスターリンによって大虐殺されたもので、ナチのユダヤ人虐殺を上回る700万人が犠牲になったと言われています。この数はウクライナ人口の2割に当たります。
虐殺の方法は極めて簡単で、ナチのように収容所もガス室も必要でなく、ただ食料を取り上げて、逃亡を防いで餓死させるというもの。
この事実が世界に明るみになったのは最近のことで、それがソ連崩壊を早めたとも云われています。
なぜスターリンこのようなことをやったかは単純で、当時コルホーズ政策を進めようとしていたソ連にとって肥沃なウクライナの農地は大変魅力だった。しかし土地にしがみついているウクライナの農民が邪魔であった。こんなことだろうと思います。

ペチェルスカ大修道院:
この修道院はおそらくウクライナで最も古く、最も規模の大きい修道院だと思います。

修道院の地下には長大な地下壕が掘られていて、そこにはおびただしい数のミイラが安置されています。
モンゴルが侵略してきた時に宗教施設は徹底的に破壊され、かつ宗教弾圧を受けたので修道士たちは地下壕を掘って地下に潜伏しました。そこで亡くなった修道士を安置したのが地下壕の自然環境でミイラ化したものです。
一体一体のミイラとなった修道士には生前の肖像画が付けられていて面影をしのぶことができます。

2010年3月18日木曜日

Figaro''sNight

昨日は久しぶりにキエフオペラハウスでバレーを見てきました。

2006年の時は職場もアパートもキエフの市街地にあり、通勤途中の地下鉄乗り換え駅にキエフオペラハウスがあったので、乗り換えずにそのまま駅を出ればオペラハウスという好条件に恵まれていました。
それで仕事帰りに毎週のようにオペラかバレーを観ていました。
今は遠いのでなかなか行けませんでした。

仕事を終えてから、やっと重い腰を上げて友達とバレーを観賞してきました。
去年の春に来て以来はじめてのオペラハウスです。

「Figaro''s Night」オペラ”フィガロの結婚”のバレー版です。
バレーは踊りで全てを表現するので言葉の解らないオペラよりもストーリーが解り易く、楽しめます。
激しい動きのグルジアバレーに対してこちらは豪華絢爛、優雅そのものです。
美女などには一切目もくれずモーツァルトの世界を堪能してきました。

インターバルのバールで飲む一杯もなかなか良いものです。

2010年3月14日日曜日

今日のウォッチング

昨日までの雪も止み、今日は久しぶりに晴天の日曜日になりました。

陽気に誘われて街を散歩してきました。
立ち寄ったのはウクライナで最も古いソフィア寺院です。

11世紀の建物で、ユネスコ世界遺産にも登録されています。
現在の姿はロシア正教のデザインに変えられていますが、創建時はビザンチン様式でした。
外壁のプラスターを塗っていない部分に創建時のレンガ積みの外壁を見ることが出来ます。

きょうは鐘楼に登ってきました。高所恐怖症に加えて、ところどころ吹き込んだ雪があり、足元が滑り大変恐い。

それでも高いところからの眺めはさすがに素晴しい。

2010年3月8日月曜日

International Women''s Day

きょうは国際婦人デーで祝日です。
先週の金曜日から花束を持った男たちをよく見かけます。

我が家では一日早めて、昨日カーチャPと彼女の友達の3人で手巻き寿司を囲んで婦人デーを祝いました。
新しく加わった仲間の名前は”アリョーナ”青い目をした金髪の女性で、とても感じの良い人でした。
コンクリートの技術者だそうです。

きょうは国際婦人デーに因んで女性の顔の話しです。

日本にたくさん住んでいる中国人や韓国人は街で見かけても見分けがつかないけれども、外国で出会うと直に日本人と見分けることが出来る。
ウクライナには約17%のロシア人が住んでいます。キエフはさらにロシア人の比率が高い。
誰に聞いてもウクライナ人とロシア人の区別が付かないと言う。言葉も地域差はあっても人種の差は無いのだそうです。
(まさに”灯台もと暗し”)

しかし、外国人である私にはある程度判断が付きます。(もちろん女性に限ります。男性は全く観察していないので)
ウクライナ人以外絶対ありえないグループと逆にロシア人以外絶対ありえないグループ、それとどちらとも判断が付かない中間のグループに分ける事が出来ます。

2010年3月7日日曜日

近況報告

いま現在の気温マイナス4度、小雪が降っています。
北欧は寒波に見舞われていて、バルト海が氷結し、多くの船舶が閉じ込められていて砕氷船が救出に向っているというニュースが流れていました。
その寒波が南下して、明日以降キエフも寒くなり、来週はマイナス17度の予報が出ています。

小学、中学の同級生の幼なじみが某大手企業を定年になり、その後3年間を嘱託で勤務し、去年からは完全に悠々自適な生活に入りました。嘱託時代から夫婦で世界中を旅行しまくり、悠々自適になった去年からは数ヵ月ごとに世界旅行をしています。こっちは極寒の地で凍えながら仕事をしているというのに、大手企業は羨ましいね!

その旧友が夫婦でことしウクライナに来るという。
ウクライナ周遊8日間というパッケージツアーがあるそうです。キエフ、ヤルタ、クリミヤの3ヵ所を廻るようです。キエフでの再会が今から楽しみです。 (後日談:規定の人数が集まらず中止になりました。)

相変わらず国際交流のみに一生懸命のように思われているかも知れませんが、そんなことに貧乏なウクライナ政府が高額の報酬を払う訳は無く、国際交流のかたわら本業も少しは頑張っていますよ!

という訳で今日の話題は現場の風景です。
寒い中での作業は困難を極めています。
写真は最近の現場の風景です。

工区は大きく三つに分かれていて、左側ブロックも最も進んでいて、次いで右、中央ブロックが一番遅れています。合わせて長さ650m位です。足場の悪いところを端から端まで見て歩くのはけっこう難儀です。
寒い季節、柱一本コンクリートを打つのも大変な手間、型枠の外にスタイロフォームの断熱材を巻き、その外をシートで包み、ジェットバーナーで暖房して、柱、壁の内部には打ち込みのニクロム発熱線を入れます。(鉄筋に這わしてある白い線)
肌を直接出していると凍傷になるので、作業員達は目指し帽にヘルメット姿です。

きょうは昼で仕事を切り上げ、帰りの車で直接中華食材の店まで乗りつけ、日本食材を入手してきました。焼き海苔、うなぎの蒲焼、すしのガリ、豆腐などです。
来週の月曜日は国際婦人の日でウクライナも休日です。一日早めて明日カーチャPと彼女の友達を招いて再び寿司パーティー開催します。

参加ユーザー